ナースマン カチョウ君の日常

どこにでもいるナースマンの日常を描いたブログです

新型コロナ感染症(COVID-19)を適度に恐れましょう

今年1月に中国の武漢から始まった新型コロナ感染症(COVID-19、以下 新型コロナ)は、今も世界各国で猛威を振るっています。

 感染経路や症状が最初のころよりもわかってきましたが、これだ!という

効果的な抗生物質が見つかっていない状況にあります。

 

人によっては、ただの風邪と主張する人もいたり、自分がかかるんじゃないか、人に移すんじゃないか、もしもかかったら他の人から何を言われるのかわからない、など

様々な考えや不安を抱えながら生活されているかと思います。

 

そんな新型コロナですが、私自身は過度に恐れる必要はないと考えています。

 

なぜか?

感染経路はわかって来ています。そして、感染症対策の基本は、『うがい・手洗い』です。

今回の新型コロナは飛沫感染(咳やくしゃみなどで発生する飛沫が感染の原因)です。エアロゾルでの感染も否定できないとWHOは発表していますが、これはまだデータが少ないことや世界的に感染が広がっているため注意が必要なためこのような発表になっていると個人的には考えています。今後、これについては正式に空気感染するのかデータが揃ってきたら発表があると思います。

 

病院で務める以上、念のためエアロゾルが発生する可能性が高い場面ではN95という微粒子用マスクを使用することと院内規定されています。それ以外は、サージカルマスクを使用しています。

 

さて、少し道を逸れましたが、本題に戻りたいと思います。

感染症対策の基本が守れなければ感染リスクは高まります。そして、対策を行ったから100%防げるというのはありません。感染するときは感染します。

 

 では、どうしたらいいか?

「うがい・手洗い」を行うこと。マスクの着用。人が密集しているところを避ける。

 

感染症を100%防ぐことはできませんが、少なくとも感染リスクを下げることはできます。そのための予防行動です。

なので、自分が感染しないためにどのような行動を取るのか考えて見てください。

 

仮に感染したときは、あまり自分を責めないでください。こればかりは、どこでもらったかもわからないので犯人捜しをしても意味がありません。たまたま運が悪かったとしか言えません。私たち医療従事者も感染者に対して誹謗中傷は言いませんし、一日でも早く回復できるように必要であれば効果があると報告されている薬を使ったり、少しでも苦痛が取れるように対症療法で対応します。また、不安や愚痴、いろんな思いを必要であれば聴くこともします。

ただ、感染したことがわかった場合には保健所の指示に従い疫学調査に協力だけお願いします。

  

 

ちなみに、人によってはマスク着用ができない人もいます。なので、マスクを着用しないことも個人の自由だと私は考えています。